☆　浮気がばれた　Ａさん（３０代サラリーマン）の関係修復体験談　☆

　　　　Ａさんからメールがきたのは今年の夏

　　　　話は以下のような内容でした

　　　　妻とは１８年前に結婚　その後二人の子供に恵まれ　

　　　　２年前には一戸建てを購入　はたから見ると幸せな家族に映ったかもしれません

　　　　しかし、わたし自身はいつも何か足りないという感じを抱きながら生活していました

　　　　家を買ったころ、以前打ち込んでいた陶芸教室に気晴らしに通うことに･･･

　　　　そこでは仕事のストレスとも離れ、ただ製作に集中できました

　　　　半年ほど通うと、同じ教室の方々と仲良くなりました

　　　　そんな中に独身のＹ美がいました

　　　　話すうちにとても気が合うってことがわかり、

　　　　教室のあとお茶したり、車の中で話をしました

　　　　わたしにとっては、彼女と居ると、とても自分が素の状態でいれることに驚きをおぼえ

　　　　だんだん逢う回数が増えていったのです

　　　　それはＹ美のほうも同じでした

　　　　自然と男女の関係になり、お互いが大切な存在となったのです

　　　　Ｙ美と付き合ってわかったことは、妻とはこんなに素直な状態で話したことはなかった

　　　　ということ･･･

　　　　妻とは価値観の違いが、生活が長くなるにつれそれが明らかになっていくようでした

　　　　そんなＹ美との関係が１年ほど続いたある日、一通のメールが届きました

　　　　妻からでした

　　　　「あなたには好きな人がいるのですね　私を今まで騙していたのですか？

　　　　　休みの日にあなたは好きな陶芸して、好きな人と逢って楽しんでいた

　　　　　子供の教室はすべて私にまかせて、あなたは一人楽しんでいた

　　　　　あなたにとって私は何者ですか

　　　　　私はあなたのことが信じられなくなりました」

　　　妻はわたしが風呂に入っている間に携帯を見ていたみたいです

　　　Ｙ美とのメールのやりとりがばれたのです

　　　その後、妻との会話はなくなりました・・・

　　　１ヶ月前　妻からメールがきて

　　　　・　浮気のことが許せない　あなたはちゃんと謝りもしなかった

　　　　・　あなた一人で相手の元へ出て行って欲しい

　　　　・　子供は私が育てます

　　　　・　知り合いの弁護士に間に入ってもらい養育費を取り決めします

　　　　・　子供はあなたのことを愛しているので年に２回くらいは会っても結構です

　　　　こんな内容でした

　　　　わたし自身は携帯を無断で見られた時点ですごく頭にきてましたし、

　　　　妻と別れてやる！　と思っていました

　　　　ただ・・・

　　　　愛する子供のことを考えると簡単に別れられないのです

　　　　浮気をしておきながら勝手かもしれませんが

　　　　子供はとても大切な存在なんです

　　　　もちろん、会社での体裁も思い浮かんだと思います

　　　　先日、弁護士と離婚の段取りをしていると、妻からメールが来ました

　　　　Ｙ美にも正直話したら、

　　　　「お子さんを捨てちゃだめだと思うよ」と言われました

　　　　それっきり、教室では会いますが、そこだけの付き合いになっています

　　　　わたしとしては、妻には不満があるけど、子供とは別れたくないというのが

　　　　素直な気持ちです

　　　　タツローさん、こんな状態でも　　関係修復できますか？

　　Ａさんのメールを見たとき、辛いだろなー　と正直思いました

　　人間は自分を変えることはできますが、他人を変えることはできないからです

　　奥さんの気持ちは硬いと感じましたし、お子さんを選択したら？　と言った

　　Ｙ美さんの優しさにどう応えていくのか？　難題は山積みです

　　ただ、有難いことにＡさんのゴールは明らかでした

　　【子供と離れたくはない】

　　Ａさんの今までの行動が何であれ、これから向う先は子供と一緒に暮らすこと

　　そのゴールから目を離さないことが覚悟できているならやりましょう！

　　とメールしました

　　Ａさんと３ヶ月でやり取りした内容は以下の通り

　　　・　まず　心の中の「ドス黒い感情」を吐き出す！

　　　・　自分にとって何が大事か明確に・・・　自分を掘り下げる

・　自分の仕事は誰の為にあるのか？　役割は？　

　　　　　仕事の焦点を取引先に当てたら、どんな風に変わるか試す

　　　・　同じことを家庭に当てはめてみる　役割？　家族から求められていること

　　ここまで１ヶ月半かかりました

　　Ａさんの気づきは一言

　　「わたしはわたしの技術・知識などをつかって他の誰かの役に立つために居る」

　　こんな風に考えるようになってから、妻、上司、取引先･･･などの他人に

　　何かを求めることが極端に減った　と言ってました

　　ここから、奥さんに焦点をあてていただき、様々な気づきを得られたようです

　　「以前は妻が気が利かないとか、気配りが足りないと思っていました・・・

　　　しかし、先にこちらから気配りすると、ちゃんと返してくれることがわかり

　　　ちょっと驚きです」

　　少しづつお互いの理解ができてきたところで、奥さんに手紙を書かれました

　　ちょっと驚いたのは、Ｙ美さんとの浮気のことをしっかりとは謝らず、

　　素直に自分が素でいられる女性を求めていた　と書いたのです

　　養育費も５万円しか出せないと・・・

　　ただ、自分の中で、今までいい事が起こることを待っていた自分がいたこと

　　今は、いい事を起こすには自分が動けばいいことがわかった

　　これからは家族のビジョンを描いて、生活するのではなく、共に生きていきたい・・・

　　この手紙をみて、奥さんはしばらく考えられたみたいです

　　当然です

　　しかし、ここ１，２ヶ月のＡさんの変化から、何かを感じ取ったのでしょう

　　離婚の件はしばらく棚上げになったのです

　　実は・・・

　　Ａさんの件は３ヶ月をオーバーして４ヶ月かかりました

　　３ヶ月はあくまで予定です　ただ、そこを過ぎてからはアドバイスはほとんど

　　していません

　　現状報告をもらい、気づきを深める質問しただけです

　　Ａさんから先日メールが送られてきました

　　　　タツローさん

　　　　妻との関係は徐々にいい方へ向っています

　　　　わたしは家でくつろぎを求めていました

　　　　しかし、その前に妻の話を聞くように心がけました

　　　　子供の将来のこと、お互いの生きがい、親戚との付き合い・・・

　　　　二人の時間をつくって話しています

　　　　わたしが子供のことに積極的に関わると、妻の心配性的な部分が減ったように

　　　　思われます

　　　　　あと、アドバイスにあった、「Ｈするときは子供の居ない時間か、ラブホテルでする」

　　　　　あれ、いいですね。　家を離れると妻も一人の女性になれるのか？

　　　　　結構燃えてくれます　（笑）

　　　　まだまだこれからでしょうが、ゆっくり進みます

　　　　また連絡しますね

　　自分の本当の欲求を抑えつけてわたし達は生きています

　　もちろんそれは奥さんも同じこと

　　ダンナさんが自分の欲求や、役割に気づき、素直に生きだすと、

　　周りも同じ波長になり、素直に生き出します

　　逆に自分が隠せば、相手も隠します

　　目に見えない何かが伝わるのでしょう　きっと

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